読書: The Productive Programmer
The Productive Programmer
読書の記録を残しておこうと思う。
この本は2部構成、1部は具体的なおすすめツールなどの解説、2部はプログラミングに対する考え方などについて。
第一部に関しては、正直なところあまり役に立たない。この本は2008年に出版されているため、おそらく当時としては便利だったのだろうが、2020年現在においては特に目新しさはない。Virtual DesktopやSearch機能など、今ではWindowsに標準搭載されているものの解説ばかりである。Windowsの機能一覧を見たほうが役に立つ。
https://www.microsoft.com/en-us/windows/features
第二部に関しては、一般的に役に立つ考え方がよく解説されている。プログラミング初心者であれば読んでおいて損はないと思う。それらが解説されている古典について言及されているのは良い。次に読む本リストを効率的に作れる。ただし、ある程度プログラミングをしている人にとっては、これもまた特に目新しさはない。解説にJavaとRubyが使われているので、2020年に読む本としては少し古く感じるかもしれない。
印象に残った項目をメモしておく。
- なぜそのコードを書いたのかよく理解すること。この話に出てくるAngry monkeysの実験はどこかで聞いたことがあった。実験の真偽が怪しいという点は知らなかった。
- Behaviorはコードに書くこと。XMLやYAMLに動作を入れるな。
- グラフィックは説得に大事。グラフィカルなコードカバレッジ表示良いね。
- Kingの要求通りに船を作ったら転覆した話。悪いのはEngineer?
- エディター大事。言うまでもないが。
基本的に初心者向け。たぶん同じ内容をカバーしてかつ現代のプログラミング傾向にあった別の本が存在するはず。おすすめしない。
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