Azure Web AppsにWordpressをインストール

Azure Web AppsにWordpressをインストールする手順についてのメモ。

簡単にAzureでWordpressを使う方法として、MarketplaceのWordPress for Linuxをインストールする方法があるが、今回はそれを使わずにAzure Web AppsとAzure Database for MySQL serverを使う。WordPress for Linuxも最初に試してみたが、エラーが出て使えなかった。詳細は不明。

MySQLサーバーの設定

リソースの作成は画面に従っているだけで特に問題なくできる。作成後、まずローカルからアクセスするためにFirewallの設定をする。
自分のマシンからアクセスするために、Add current client IP addressをクリック。さらにWordPressからアクセスするために、Allow access to Azure servicesをYesに設定する。

次にmysqlクライアントでログイン。ここが若干躓きやすいところで、ユーザー名に<server admin login name>@<server name>を指定しなければならない。詳細はこのドキュメントを参照。

ログイン後は、データベースとユーザを作成する。

CREATE DATABASE wordpress;
CREATE USER "<username>"@"%" IDENTIFIED BY "<password>";
GRANT ALL PRIVILEGES ON wordpress.* TO "<username>"@"%";
FLUSH PRIVILEGES;
以上。Wordpressの公式サイトでも解説がある。

Web Appsの設定

Deployment CenterからFTPを選択。FTPSサーバー名とユーザ、パスワードが表示される。好きなFTPクライアントでログインし、Wordpressをアップロードする。

ConfigurationのGeneral settingsにおいてAlways onをOnにしてもよいかもしれない。あとはTLS/SSL settingsのHTTPS OnlyをOnにしても良い。

WordPressの設定

wp-config.phpを開き、データベース関連の設定を変更する。
DB_NAME、DB_USER、DB_PASSWORD、DB_HOST

あと
$_SERVER['HTTPS'] = 'on';
という一文を挿入する。これがないと、WordPressがHTTPSでアクセスされていることを認識できず、永遠にhttps://へのリダイレクトを繰り返す現象に陥る。

あとはWeb Apps のURLにアクセスすればWordPressのインストール画面が待っているはず。

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