L-1Bビザ取得

アメリカの会社に日本で一年間以上勤めると、L-1ビザというものを取得できるようになる。このビザを使うと、技術職の場合は最大5年間アメリカで働ける。よくエンジニアがアメリカで働くためにH-1Bビザが使われるが、H-1Bは申請のタイミングが事実上年に一回しかなく、しかも抽選が必要になるため難易度が高い。L-1ビザは抽選もなく、通年申請が可能なので、条件を満たせば比較的取得は楽。

L-1ビザのデメリットは、アメリカで転職ができないこと。他の会社に転職しようとすると、L-1ビザが無効になるため、別のビザの取り直しが必要になる。そのため、L-1ビザでまず入国し、毎年H-1Bビザに申請し続ける、というパターンをよく見かける。

自分の場合、以下のような流れで申請した。ブランケットL-1Bビザ。
  1. 会社の担当弁護士から申請用のアンケートが送られてくる。これまでにどんな仕事をしたか、どんなスキルがあるか、アメリカで何をするかなどを記入する。同時に、修士の成績や、学位証明書などを提出。5/25
  2. 弁護士から、ビザ申請用のサポートレターやI-129S等が郵送されてくる。6/28
  3. DS-160をオンラインで記入し提出、面接のアポイントメントをとる。提出の当日は2週間後くらいの日程しか空いていなかったが、翌日見ると1週間後の日程に空きが出ていたので予約しなおした。7/2
  4. 必要書類をもってアメリカ大使館へ。面接では簡単な質問をされて終わり。何年働くつもり?とか、どの会社に勤めてるの?とか。7/11
  5. ビザが郵送されてくる。7/16
ビザは5年間、I-129Sは3年間承認された。
以下、今回心配していたことと結果。

  • 3年前にもL-1Bビザを取得しており、過去のビザが有効な状態で2個目のビザを申請しても問題ないのか?
    • 特に誰からも指摘されることはなかった。
  • 面接の予約をするWeb画面で、いろいろの条件を満たしているから郵送での申請でいいよ、と言われたけどどうすれば?
    • 弁護士に聞いたけどよくわからず。普通に面接に行ったほうが早いから面接に行った。
  • L-2ビザの申請は、L-1と同時にしないといけないのか?
    • これは、いろいろな人から同時にするべきと言われたが、結果的には後からのL-2ビザの申請で全く問題なかった

(2017/08/23)

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