Raspberry pi 4とUbuntu Server 20.04 64bitでRaspberry pi cameraを使う

過去には少し面倒な手順が必要だったようだが、現在では簡単。ファームウェアの更新も必要ない。

セットアップ手順

通常通りRaspberry piを起動後、/boot/firmware/config.txtを編集。以下の2行を[all]セクションに追加して再起動。
start_x=1
gpu_mem=128
start_xはカメラドライバ入りファームウェアをロードするための設定。正しく設定できれば、dmesgでstart_xファームウェアがロードされたことを確認できる。

[    0.052141] raspberrypi-firmware soc:firmware: Attached to firmware from 2021-01-08 14:32, variant start_x

gpu_memはカメラの動作に必要なメモリの設定。デフォルトでは70M程度が確保されるらしいが、それでは不足らしい。上の例では128MBを確保している。

最初はconfig.txt内のコメント通りにusercfg.txtを編集して試したが、なぜかうまくいかなかった。原因は調べていないが、とりあえずconfig.txtの編集で問題なく動いている。

これらのオプションの詳細については、以下の公式ドキュメントを参照。
https://www.raspberrypi.org/documentation/configuration/config-txt/boot.md

その他注意点

大きすぎる解像度でのキャプチャをリクエストすると、以下のようなエラーがでてフリーズする。

Message from syslogd@ubuntu at Mar 30 03:18:03 ...
 kernel:[ 9504.087329] watchdog: BUG: soft lockup - CPU#2 stuck for 22s! [sshd:2699]

解像度を低くするか、もしかしたらメモリ容量を増やすと改善するかもしれない。詳しくは調べていない。

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